キーボード奏者のデイヴ・シンクレア(上)と、3人組バンドのクラムボン(提供写真)【拡大】
突然ですが、キャラヴァンというグループをご存じでしょうか。1960年代末にデビューした英国のロックバンドなのですが、聴いたことがあるという方はかなりのロックマニアかもしれません。いわゆるプログレッシブロックというジャンルに位置付けされるグループですが、幻想的なサウンドや叙情的なボーカルナンバーが中心で、カンタベリー系なんていうくくりで紹介されることも多々あります。その中心人物が、今回紹介するデイヴ・シンクレアというキーボード奏者。キャラヴァンの音楽を支えたサウンドプロデューサーでもあり、ロックやフォーク、そしてジャズにいたるまでさまざまな音楽を吸収した上で、独自の美学を表現する腕利きの音楽家です。このたび来日公演が決まったのですが、なんと日本のアーティストとの共演が実現しました。