サイトマップ RSS

【佐藤優の地球を斬る】金正恩氏の訪露中止、米が水面下で要請か (3/4ページ)

2015.5.8 15:00

幼児向け施設を視察する金正恩第1書記(中央)。朝鮮中央通信が公開した=北朝鮮(ロイター)

幼児向け施設を視察する金正恩第1書記(中央)。朝鮮中央通信が公開した=北朝鮮(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 「国内事情に関係した決定」という場合、金第1書記の健康問題、あるいは政権中枢で権力闘争が起きており、金第1書記が国を離れることができないという可能性が考えられる。しかし、金第1書記については、精力的に国内視察を行っている様子が報道されているので、外遊できないほど深刻な健康問題を抱えているとは思えない。また、北朝鮮の権力中枢で、深刻な闘争が行われているという兆候も観察されない。

 担保された見返りとは

 それならば、第三国から北朝鮮に対して、訪露を中止した方がいいという働きかけがなされ、北朝鮮がそれに応じたと考えるのが合理的だ。その場合でも、北朝鮮が国家意思を変更したのであるから、「国内事情に関係した決定」と発表することが可能だ。

北朝鮮の目的 エネルギーと武器をロシアから得ること

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ