1965年に公開され、世界中で大ヒットした映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、米アカデミー賞の作品賞、監督賞、ミュージカル映画音楽賞、音響賞、編集賞の5部門を獲得するなど、「不朽の名作」として名高い。この映画の製作50周年を記念して日本語の吹き替え音声を新たに収録したDVDとブルーレイが制作され、このほどリリースされた。4月26日に行われた記念上映では、吹き替えキャストの中から主人公マリア役の平原綾香、トラップ大佐役の石丸幹二(かんじ)、長女リーズル役の日笠陽子が舞台あいさつに立ち、まったく新しい吹き替えに臨んだ心境をそれぞれ語った。
呼吸から合わせて
今回が吹き替え初挑戦となったシンガー・ソングライターの平原は「ツアー中でもコンサートが終わってから、ホテルの部屋で夜遅くまでせりふを練習しました。きっと隣の部屋の人は何事かと驚いたと思います」と“秘話”を披露し、会場の笑いを誘った。
ミュージカル映画の吹き替え版を作る際、予算や時間の制約からせりふ以外の歌の部分を吹き替えることはほとんどない。しかし、今回は「ドレミの歌」や「私のお気に入り」「エーデルワイス」など、劇中で歌われる歌もすべて新たに吹き替えられた。そのため平原には、歌手ならではの苦労があった。