「ゲキ×シネ」興味と課題
ゲキ×シネ初挑戦の平は「自分が舞台で放出した以上のエネルギーやライブ感が、劇場のスクリーンを通して伝わってくるのが面白いですね」と意外性を強調した。また、思いがけないアングルから複数のカメラが俳優の所作を次々と捉えてしまうこともあり、「映画館で演技を鑑賞する観客は、実際に俳優の演技を目にする観客よりも、演技が複雑に見えることがある」と、平はゲキ×シネ特有の興味深い特徴に気づいた。
今後の研究課題に挙げたのは奥の大殿を演じたときの視線の位置だった。「彼は奥の高い位置にいるので、将門を見るときの目線は下になりますよね。もっと上を見た方が目力が強かったかな。例えば映画では、カメラアングルを意識して、相手の目のつもりで額を見るとか、目線の位置を上げたりするんですが、ゲキ×シネではそういうことを全然意識しなかったんですよ」