キッズダンサーHIKARUが転校先の高校でクラスメートと意気投合しダンスを踊るシーン。左から4人目が主演のKoharu_Sugawara=2015年5月8日、東京都千代田区丸の内・東京国際フォーラム(田中幸美撮影)【拡大】
さらに今回、ダンサーとしては出演せず演出に徹したことについて、「ダンス界の中で一番好きな人たちを集めたので私の分身になって踊ってくれる」と満足そうに話した。
その分身1号ともいうべき主役のKoharuさんは、「マイキーさん(牧さんの愛称)は、私に衝撃を与えた憧れの人」と話す。10歳でダンスを始め各種ダンスコンテストに優勝するなど主人公HIKARUとほぼ同じ生い立ちをたどった。唯一違うのは「自分が(ダンスを)やりたいからやってきた」こと。
アスタリスクがダンス公演でありながら、セリフがあり演技が要求されることについては「主人公が自然に体の中に入った」という。物語自体はハッピーエンドではない。「でもそこはマイキーさんワールドで、ズドンと落として全部終わらせるのでなく、おもしろく仕立てている。本当に尊敬します。私はマイキーさんのためにも、お母さんのためにも踊ります」。子猫のような目が輝いた。(田中幸美(さちみ)、写真も/SANKEI EXPRESS)