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【アメリカを読む】利上げ時期 頭悩ませるFRB議長 (2/4ページ)

2015.5.12 09:00

5月6日、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事(右)と対談する米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長。席上、株価の割高さに言及し、バブル発生への警戒感を示した=2015年、米国・首都ワシントンのIMF本部(ロイター)

5月6日、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事(右)と対談する米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長。席上、株価の割高さに言及し、バブル発生への警戒感を示した=2015年、米国・首都ワシントンのIMF本部(ロイター)【拡大】

 イエレン氏が株価の水準について言及することは珍しい。イエレン氏は「金融市場の安定性に対するリスクは増えていない」とフォローも入れたが、市場では「イエレン氏は利上げ開始に向けた下準備を進めている」との見方が拡大。この日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日比86.22ドル安となった。

 イエレン氏は2014年3月のFRB議長として初めての記者会見で、発言が早期のゼロ金利解除を示唆したと受け止められて以来、市場に言質を与えない慎重な発言を続けてきた。しかし今回は利上げ開始時期をめぐる判断材料が複雑さを増すなか、思わず口をすべらせてしまったかたちだ。

 堅調な雇用統計

 堅調な拡大を続けてきた米国市場は4月29日に発表された1~3月期の成長率が年率換算で前期比0.2%となり、14年10~12月期の2.2%から大きく減速した。寒波や西海岸の港湾での労働争議による物流の乱れなどが要因で、最短で6月にも見込まれてきた利上げ開始の可能性は一気に小さくなったとみられている。

「利上げ開始のプロセスが始まる可能性がある」

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