1番でバンカーショットを放つ藤本佳則。通算12アンダー3位=2015年5月17日、埼玉県熊谷市・太平洋クラブ江南(共同)【拡大】
男子ゴルフの日本プロ選手権日清カップ最終日は17日、埼玉県太平洋クラブ江南(7053ヤード、パー71)で行われ、首位から出た32歳のアダム・ブランド(オーストラリア)が3バーディー、4ボギーの72で逃げ切り、通算16アンダーの268でツアー初優勝を飾った。3打差の2位に李尚熹(韓国)、さらに1打差で藤本佳則(25)が続いた。
開幕戦の東建コーポレーション(M・ヘンドリー)、2戦目の中日クラウンズ(I・J・ジャン)、3戦目の日本プロもA・ブランドが優勝。開幕から3戦続けて外国勢に制された。1995年以来、20年ぶりの“屈辱”である。
日本人最高は、最終日3つスコアを伸ばした藤本の3位。「僕としては誰が勝っても同じですから…」と平静を装ったが、6打差の2位から逆転を狙っていた川村昌弘(21)は唇をかんだ。一時4打差まで詰めたが、途中の3連続ボギーが響き4位タイに沈んだ。(清水満/SANKEI EXPRESS)