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カンヌ「批評家のためでない」 コーエン兄弟、最高賞への批判一蹴 (1/3ページ)

2015.5.26 00:00

映画「ディーパン」が最高賞のパルムドールに輝き、カメラマンたちの前でポーズを決めるジャック・オディアール監督=2015年5月24日、フランス・カンヌ(ロイター)

映画「ディーパン」が最高賞のパルムドールに輝き、カメラマンたちの前でポーズを決めるジャック・オディアール監督=2015年5月24日、フランス・カンヌ(ロイター)【拡大】

  • 授賞式で登壇する審査員長のジョエルさん(左)とイーサンさん(右)のコーエン兄弟=2015年5月24日、フランス・カンヌ(ロイター)

 南仏カンヌで開催されていた第68回カンヌ国際映画祭は最終日の24日夜、コンペティション部門の最高賞パルムドールに、フランスのジャック・オディアール監督(63)がパリ郊外で暮らすタミル人難民たちを描いた作品「ディーパン」を選び、閉幕した。だが、この判断をめぐり、批評家やメディアが続々と批判の声をあげ、授賞式は荒れ模様に。審査員長を務めた米ハリウッドの奇才コーエン兄弟は「批評家ではなく作り手のために審査した結果だ」と真っ向から反論し、芸術性や話題性など映画の評価基準をめぐる論議を沸騰させている。

 メディア評価は「キャロル」

 「ディーパン」は、内戦下のスリランカで難民申請が通りやすいように疑似家族を作り、新天地のパリ郊外で新たな生活を築こうと奮闘するディーパンら3人のタミル人をドライな語り口で描いた力作。数々の受賞歴を持つオディアール監督だが、授賞式では「コーエン兄弟から賞をもらうのは特別な栄誉だ」と手放しで喜んだ。

難民という時事問題に絡んだメッセージよりも、作品全体が持つ力強さで選んだ

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