香菜や唐辛子などタイ料理に欠かせない香辛料やハーブを説明するナライン・キアッティヨチャロエンさん。上方に設置された大きな鏡で手元もはっきりわかる=2015年4月16日、タイ・首都バンコク(佐野領撮影)【拡大】
チャオプラヤ川に面した屋外レストラン、ザ・リバーサイド・テラスは宿泊客の多くが足を運ぶスポットだ。朝食のときは爽やかな風に吹かれながら、多国籍な料理が並んだバイキングに手を伸ばし、その日のプランを練る。夕食のバーベキューには欧米風のステーキや日本の鉄板焼きのほか、インドのタンドリー料理やレバノン料理のメッゼなども並び、食文化を通じてアジアの十字路に位置するバンコクの面白さを体感できる。
老舗ホテルの魅力を支えるのは、ゲスト一人一人の顔をすぐに覚えてしまうスタッフたち。滞在期間が短くてもゲストの好みに応じたサービスを心がけてくれる。リピーターが多い最大の理由は、やはり「おもてなしの心」にあるようだ。