国際サッカー連盟(FIFA)の会長選終了後、手を握り合うFIFAのゼップ・ブラッター会長(左)と、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長。激しく対立する2人の握手を額面通りに受け取る関係者は皆無だ=2015年5月29日、スイス・チューリヒ(AP)【拡大】
プラティニ氏「脱退も」
欧州諸国にはサッカーはもともと自分たちのものであるという自負がある(FIFAは1904年に欧州7カ国で発足)。非欧州を優遇するFIFAの施策や、不正が表沙汰になるたびに当事者だけを処分し、組織全体の責任は問わずにやり過ごしてきた体質には憤懣(ふんまん)を募らせてきた。
UEFAのミシェル・プラティニ会長(59)=フランス=は今回の会長選直前、「ブラッター会長が辞任しないのなら、UEFAはFIFAからの脱退も視野に入れる」と凄んでみせた。また、2018年ロシア、22年カタールのW杯招致不正疑惑に絡み、イングランドサッカー協会(FA)のデービッド・バーンスタイン元会長(72)とブンデスリーガ(DFL、ドイツ1部リーグ)のクリスティアン・ザイフェルト最高経営責任者(46)が、欧州勢のW杯ボイコットを主張している。
近年、競技大会としてのW杯のパフォーマンスの劣化が指摘される一方、UEFAは欧州選手権(ユーロ)や、クラブレベルでも欧州チャンピオンズリーグ(CL)という優良人気イベントを有している。W杯ボイコットは決して脅しではない。サッカー界はW杯崩壊、再編へと向かうのか。(SANKEI EXPRESS)