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韓国の伝統的家庭料理をたっぷりと 芝蘭 (1/4ページ)

2015.6.1 17:15

前菜のクジョルパン。宮廷料理の流儀にのっとり色彩も豊かだ=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)

前菜のクジョルパン。宮廷料理の流儀にのっとり色彩も豊かだ=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 若鶏1羽を使った参鶏湯(サムゲタン)はスープも絶品だ=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 韓国の代表的なおやき、パジョン(手前)とトウモロコシのジョン=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 人気の上ロース、ヘレ肉(手前)とお勧めのカルビ=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 浅漬けの白菜に包んでいただくポッサムはピリ辛味が刺激的=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • ジョンの盛り合わせはさながら韓国風“ピカタ”だ=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 「韓国の家庭料理を提供したい」と語る石敬戌(セキ・ケイイ)さん(左)と甥の晶文(チョンムン)さん=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 1階はカウンターとテーブル席。焼き肉は炭火で味わえる=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)
  • 大徳寺近くに位置する芝蘭の玄関=2015年5月19日、京都市北区(志儀駒貴撮影)

 【京都うまいものめぐり】

 韓国に伝わる家庭料理と焼き肉のレストラン、芝蘭(ちらん)は、日本人の口に合うように味覚を調整し、バラエティーに富むメニュー数々の美味が楽しめる。色彩豊かな前菜やちょっぴり刺激的なピリ辛料理、タレに定評のある焼き肉…と、コリアングルメが勢ぞろい。代表者の石敬戌(セキ・ケイイ)さんのうんちくに耳を傾ければ、きっと韓国通にもなれる。

 5色使いが流儀

 芝蘭は茶の湯文化に縁の深い臨済宗の寺院、大徳寺の近くに位置する。

 前菜として登場するのは「クジョルパン」。八角形の大きな器の真ん中には小麦粉でつくった薄い皮(厚さ約1ミリ)が重ねられ、周囲に小エビ、干しシイタケ、タケノコ、錦糸卵、キュウリ、細切りの牛肉など8種類の具材が並ぶ。彩り豊かだが「白、黄、緑、赤、黒の5色を使うのが韓国宮廷料理の流儀です」(石さん)。薄皮を手に取り複数の具材を載せて包み込み、一口で頬張るとそれぞれの持ち味が混然一体に混ざり合う。

“ジョン” 煎餅の「煎」と書き、焼くという意味

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