「ジョンの盛り合わせ」とは「卵につけて焼いた、いわば“ピカタ”のような料理」(石さん)だ。皿にはエビ、ホタテ、白身魚や、輸入したという韓国カボチャが盛られ、その上にパセリが添えられている。いずれもほんのりと塩で味付けされ、まろやかな甘みも感じさせる優しい味覚だ。
「ポッサム」は浅漬けの白菜に分厚い豚のロース肉とキムチを包んでいただく料理。一気に口に含むとピリ辛味が舌を刺激してくれるが、その刺激はクセになりそうだ。
次は「トウモロコシのジョン」と「パジョン」。“ジョン”とは煎餅の「煎」と書き、焼くという意味だそうだが、韓国風の“お好み焼き”でもある。トウモロコシのジョンは、トウモロコシを米粉で焼いた料理で甘みがあり、おやつ感覚で楽しめる。パジョンはニラと万能ネギをモチ粉で焼き、外側はカリッと焦げめが付いているが中の食感はもっちりとして、歯応えに変化がある。
体調不良に生の高麗人参
韓国に渡り半年間本場の料理を学んだという在日2世の石さんは「トウモロコシのジョンは韓国の山岳地方の料理、パジョンは韓国の代表的なおやきです。もともと韓国はゴマを使う食文化だったのですが、途中からトウガラシが入ってきました」と解説してくれる。