四回裏、阪神の上本(うえもと)博紀から痛恨の決勝適時打を浴びた日本ハムの先発・大谷翔平=2015年6月6日、兵庫県西宮市・甲子園球場(鳥越瑞絵撮影)【拡大】
試合前は「しっかりと試合をつくる。打席は重要視していない」と打撃練習をしなかった。直球は最速157キロをマークし、今季4度目の2桁となる11三振を奪う力投だったが、7番打者としては3打席連続の三振と自らを援護できなかった。
昨年9月3日以来の黒星。自身の連勝が止まったことには「自分の投球ができなかったわけでもない」と気にするそぶりはない。これまでチームの連敗を阻んできた右腕が、今回ばかりはチームの連勝を6に伸ばせなかっただけだ。
栗山英樹監督(54)も「まだ何かが足りないという(甲子園からの)メッセージとして受け止めればいい」とサバサバと話した。聖地で味わった試練を糧に、大谷は再出発を図る。(SANKEI EXPRESS)