偉大な先輩たちの気の利いた言葉に薫陶を受け、さらに話芸に磨きをかけようと決意した児嶋一哉さん=2015年(寺河内美奈撮影)【拡大】
キレ味抜群! 松本さん
次はダウンタウンの松本人志(ひとし)さん(51)。とある番組の本番前、松本さんの楽屋にごあいさつに行ったときのことです。僕の格好は、黒に青のラインが入ったダッフルコート、流行の丈の短いパンツにハットを被る-という、ちょっと僕らしくないオシャレな感じでした。違和感に触れないのも気持ち悪い…。きっとそう思ったであろう松本さんは、「『普段の俺はこんなシャレた格好してます!』って、なに見せに来とんねん」と突っ込みを入れてきました。僕は「いや、見せに来たわけじゃないですよ」と説明しました。
数日後-。テレビ局でエレベーターに乗っていると、途中の階で松本さんが乗ってこられました。ありがたいことに、最近、何度も共演させていただいている松本さんではありますが、昔から憧れていた「ダウンタウン」の方といきなりエレベーターで遭遇するのは相当、緊張するものです。かなりドキドキしながら、僕は「おはようございます」とあいさつしました。すると松本さんは「お前、その服好きやなあ」とおっしゃいました。たまたまその日も僕はダッフルコートを着ていて、松本さんは数日前の僕の格好をしっかり覚えていてくださったのです!