後半、決勝ゴールを決める浦和・興梠(こうろき)慎三(右端)=2015年6月7日、埼玉県さいたま市緑区・埼玉スタジアム(共同)【拡大】
明治安田J1第1ステージ第15節は7日、埼玉スタジアムほかで9試合が行われ、首位の浦和は興梠(こうろき)のゴールで清水を1-0で退け、J1記録の開幕からの連続無敗を15に伸ばした。勝ち点を37にしたが、3試合を残すG大阪が神戸と0-0で引き分けて同28としたため、ステージ優勝の決定は第16節以降に持ち越された。
日本代表の活動でリーグは一時中断し、20日に再開。浦和は次節、神戸に勝つか引き分ければステージ優勝が決まる。
浦和に第1ステージ優勝を大きく引き寄せる一撃をもたらしたのは、昨年の悔しさを誰よりも知る興梠だった。「(自分の)1点で勝負が決まってうれしかった」。開幕からの無敗記録も15試合に伸ばし、表情には充実感があふれていた。
技ありだった。後半7分、ゴール前のこぼれ球に素早く反応。相手DFをかわし、ゴールまでの道筋が一瞬見えたところで、左足を振り抜いた。昨季まで3年連続2桁得点を誇る28歳の得点嗅覚は抜群だった。(SANKEI EXPRESS)