欧州チャンピオンズリーグの優勝カップをバルサに渡す欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長。彼が国際サッカー連盟(FIFA)の今後の鍵を握る。左はネイマール=2015年6月6日、ドイツ・首都ベルリン(AP)【拡大】
≪南米最強3トップ 止めようがない≫
サッカーの背番号にはそれぞれ意味や印象がある。例えば点取り屋の9番、エースでファンタジスタの10番、スピードスターの11番。欧州CLを制したバルサの9、10、11番はどうだろう。スアレス、メッシ、ネイマール。南米3強国を代表する夢の(相手には悪夢の)トリオを前線に、国内リーグ、カップを合わせたバルサの3冠も当然だろうと思わせるのだ。
過去20回を数えるW杯で優勝回数最多を誇るのはブラジルの5回。これにウルグアイ、アルゼンチンの各2回を加え、南米3カ国で8度の優勝をさらっている。
先のブラジル大会では地元の期待を一身に集めたネイマールの腰骨骨折退場でチームは派手に崩壊した。ウルグアイもスアレスがまさかの「かみつき」で大会を去り、チームも敗れた。アルゼンチンは守備を免除したメッシ一人に攻撃を任すワンマン戦術で、それでも決勝戦に進み、ドイツを苦しめ抜いた。どれだけメッシに気を使ったチーム編成であったかは、メッシと反りが合わないというだけの理由で代表を外されたのが、ユベントスの10番、テベスだったことでも分かる。