六回、右前打を放つ日本ハム・大谷翔平=2015年6月10日午後、北海道札幌市豊平区の札幌ドーム(大橋純人撮影)【拡大】
プロ野球交流戦は10日、各地で日本ハム-巨人戦などナイター6試合が行われ、日本ハムは3-0で巨人に完封勝ち。巨人は首痛から復帰したエース菅野(すがの)智之(25)を先発に立て、連敗阻止に力を注いだが、この日も打線が振るわず、チームは5連敗を喫した。
日本ハムの大谷翔平(20)が「5番・指名打者」で2試合続けて先発し、5月19日以来の複数安打をマークした。二回1死無走者で菅野の145キロを左中間へ運ぶ。一塁ベース付近でやや速度を緩めたようにも見えたが、積極的に二塁を陥れ、続く近藤の本塁打で生還。六回には右前打も放った。
指名打者制のない試合では代打となるため、打席数が限られているのが現状。打率もなかなか上昇しないが、栗山英樹監督(54)は「このまま終わらないという負けず嫌いに期待している」とあえて言葉は掛けずに見守っている。(SANKEI EXPRESS)