中国上海市で「STANDBYMEドラえもん」を上映する映画館に飾られた宣伝用の人形と記念撮影する地元の若者(河崎真澄撮影)【拡大】
このころ四川省成都市内で開かれていた「ドラえもんの秘密道具展示会」が大盛況だったが、この時点では中国当局が、「ドラえもんを通じて善良な日本人の姿が中国の大衆に植え付けられるのはまずい」と判断し、メディアをたきつけたようだ。
一般の中国人と共産党政権の“ドラえもん観”にはかくも開きがあり、政権側の認識の振り子は、そのときの対日関係によって大きく振れることが分かる。ただ、ドラえもんの映画がようやく上映を解禁されたからといって、中国当局が全面的に日本のアニメにゴーサインを出したというわけではない。
38作品には配信停止令
ドラえもん新作がヒットしている最中、今月8日には中国文化省が、国内の動画配信サイトや百度(バイドゥ)を含むネット検索会社など29社に対し、「日本のアニメは未成年者の犯罪や暴力、ポルノ、テロ活動をあおっている」との理由で38作品の配信を停止させ、警告や罰金などの処分を科した。