サイトマップ RSS

「簡体字はキモい」 香港で渦巻く批判 (1/4ページ)

2015.4.10 09:45

香港や台湾のインターネット上で揶揄される中国本土の「簡体字」の例

香港や台湾のインターネット上で揶揄される中国本土の「簡体字」の例【拡大】

  • 中国本土からの裕福な観光客を目当てに、本土で使われている簡体字で「人民●(=吊の口を-に)」と表記した香港繁華街の両替商の看板(右上)。香港では繁体字(正体字)で本来は「人民幣」と表記する=2015年2月6日、中国・香港(河崎真澄撮影)

 【国際情勢分析】

 「このメニュー、どうしてサラダのこと『色拉』と書いているの?」。香港のコーヒーショップで客の女性はムッとした様子。店員に「ここは大陸(中国本土)じゃないわ。香港なのよ。香港なら『沙律』でしょ。それにメニューの漢字はどれも簡体字よ。香港人なら繁体字で書きなさいよ!」と食ってかかった。

 香港で昨年開局した民主派寄りのテレビ局HKTVが放送したドラマのひとコマだ。「簡体字」は中国で1950年代に制定された簡略漢字、「繁体字(正体字)」は伝統的な漢字をさす。「サラダ」など外来語では、同じ単語でも違う漢字を当てることが多い。

 「本土化」へのいらだち

 香港や台湾では、学校教育から社会生活、公文書に至るまで繁体字が使われているが、観光客急増など中国本土からの影響拡大で中国本土風の表現や、簡体字がじわじわと浸食し始めている。ドラマの女性は“中国本土化”に対する香港人のいらだちを表現した。

中国本土の愛には心がない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ