今年2月には香港でちょっとした騒動もあった。民主派寄り香港紙、蘋果(りんご)日報によると、香港警察当局が公表した市民向け刊行物の中に、随所に簡体字が混じっており、香港のネット上で、「香港警察は中国本土から指示された簡体字の文書を下書きにした」「香港は中国公安に牛耳られている」「簡体字は見ていてキモい」などと炎上した。
故郷に男はいない?
香港でかくも酷評される簡体字。例えば「飛」は簡体字で「●(=図参照)」。「片翼飛行でどう飛ぶの?」と揶揄(やゆ)される。「湧」なら「涌」だが、「湧き上がるための力もない」。他にも「導→●(=図参照)」(導くための道はどこだ?)、「郷→●(図参照)」(故郷に帰れど郎=男は不在)、「愛→●(図参照)」(中国本土の愛には心がない)「雲→云」(雲はあれど雨は降らない)など枚挙にいとまがない。