ロッテ戦の二回、左安打を放ち2000本安打を達成した中日の和田一浩(右)=2015年6月11日、千葉県千葉市美浜区・QVCマリンフィールド(塩浦孝明撮影)【拡大】
プロ野球は11日、各地でセ・パ交流戦6試合を行い、中日の和田一浩が千葉市のQVCマリンフィールドで行われたロッテ3回戦の二回に左翼線へ単打を放ち、史上45人目となる通算2000安打をプロ19年目、1903試合目で達成した。42歳11カ月での到達は、谷繁元信(中日)の42歳4カ月を上回り最年長。大学、社会人を経た選手ではヤクルトでプレーした古田敦也、宮本慎也に続いて3人目となった。
和田は県岐阜商高から東北福祉大、神戸製鋼を経て1997年にドラフト4位で西武に捕手として入団。2002年に外野手に転向すると、打撃開眼。05年には首位打者を獲得した。08年からフリーエージェント(FA)で移籍した中日でプレー。10年にはリーグ最優秀選手に輝いた。
19日で43歳を迎えるベテランにとっては、節目の記録も通過点に過ぎない。「これを一つの区切りとして、次の一歩を踏み出していきたい」。円熟の打撃技術でこれからも安打を積み重ねていく。(SANKEI EXPRESS)