黒いスーツを身にまとい、企業の合同説明会に臨む学生たち=2015年6月12日、東京都文京区(共同)【拡大】
企業は「自由に」
一方、企業側は学生への配慮を見せる。第一生命保険はクールビズ期間中に、セミナーや面接での服装を「ネクタイ、上着不要」と案内している。「社内の空調は28度を目安に設定しており、少しでも涼しい格好で力を存分に発揮してもらいたい」(第一生命人事部)
玩具大手バンダイでは、以前から就活時の「服装自由」を認めてきた。「服装を採用の判断基準にせず、本当の姿を見たい」と説明する。
入社3年目の松岡愛歌さん(26)は、スーツから7分丈のスラックス、ワンピースと選考が進むごとに服装と自身の心境に変化が起きたという。「最初は自由が怖かったが、最終面接では働く自分をイメージしながら、好きな服を選ぶことができた」と振り返る。
立教大の市川珠美就職支援課長は「学生が皆同じ服装であることに企業は違和感を持っている。就活は『右へ倣え』ではなく、主体的に物事を決めていく機会だ」と話している。(SANKEI EXPRESS)