サイトマップ RSS

温暖化放置で「最後の審判」 法王、異例「教え」 警鐘に衝撃広がる (1/3ページ)

2015.6.20 00:01

バチカンのサンピエトロ広場に集まった聴衆に手を振るローマ法王フランシスコ。地球温暖化に警鐘を鳴らす発言が共感を呼び、世界に波紋を広げている=2015年6月17日(ロイター)

バチカンのサンピエトロ広場に集まった聴衆に手を振るローマ法王フランシスコ。地球温暖化に警鐘を鳴らす発言が共感を呼び、世界に波紋を広げている=2015年6月17日(ロイター)【拡大】

  • ローマ法王フランシスコが発表した「回勅」=2015年6月18日、バチカン(ロイター)

 「『最後の審判』の日が到来するという預言をもはや軽視することはできなくなった」

 ローマ法王フランシスコ(78)が18日に発表した地球温暖化の進行に警鐘を鳴らす“教え”が、世界に波紋を広げている。本来はカトリック教徒に向けて説く教えの中で環境問題に触れるのは異例といい、「この惑星に住むすべての人」に対し、生活スタイルを変える「文化革命」を求めた。12月にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約の第21回締約国会議(COP21)を念頭に置き、温暖化対策に消極的な米国の保守派を批判するなど政治問題にも踏み込み、国際社会に早急な対応を迫った。

 「地球、ごみの山のよう」

 「私たちの故郷である地球はますます巨大なごみの山のような様相を呈し始めている」

 率直な法王の言葉に世界の多くの人々が衝撃を受けた。米CNNテレビ(電子版)など欧米メディアによると、法王はカトリック教徒に向けて教えを説く「回勅(かいちょく)」と呼ばれる公文書を発表した。184ページに及ぶ文書は(1)汚れた大気(2)汚染水(3)工業煤煙(4)海面上昇と異常気象-など全6章で構成。法王庁が科学など幅広い文献を参考に1年がかりでまとめた。

国際会議を厳しく批判

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ