オバマ氏・国連総長は歓迎
米国保守派の反対に直面している民主党のバラク・オバマ大統領(53)は18日、「われわれには、気候変動による悪影響から未来の子供たちを守るという極めて大きな責任がある」との声明を出し法王のメッセージを歓迎。国連の潘基文事務総長(71)も「すべての宗教指導者による気候変動問題への貢献を歓迎する」と声明で述べた。
世界自然保護基金(WWF)などの環境保護団体も「法王のメッセージは12億人のカトリック教徒を超えて世界に響きつつある」と喜んだ。
法王という立場で、これほど直接的に環境問題や政治問題に言及した例はなく、まさに異例ずくめ。新約聖書に書かれた、世界の終わりにイエス・キリストが再臨し、裁きを行う「最後の審判」まで引いた法王の言葉が世界を大きく動かすかもしれない。(SANKEI EXPRESS)