「旨みをラッピングした風花自慢のブイヤベース」もライブ感覚を活かし、耐熱ラップにくるんだ形でテーブルに出してから顧客の目の前でラップを開く…。魚の種類は食材の仕入れ状況で変わる=2015年6月8日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)【拡大】
チーズの甘みと抹茶の渋み
そして「ローストビーフカット」(約300グラムのKAZAHANAカット、5600円)は、米国産の最高級のプライムリブを使用し火入れを均等に行うなど手間ひまかけて調理したボリューム感たっぷりの極上のローストビーフが堪能できるが、こちらも顧客を楽しませるライブ的演出として、ワゴンサービスで顧客の目の前で巨大な肉塊を切り分けて提供する。
無論、デザートにも凝っている。「KOIMATCHAチーズケーキ」(2500円)は、あの老舗、祇園辻利の抹茶を使っており「チーズと抹茶の分量に苦労した」(シェフパティシエ)甲斐あって、甘く濃厚なチーズの味わいと抹茶の渋みが絶妙にマッチしている。
「“食事に行こう”という話になった時、必ず店名が頭に浮かぶようなお店になってほしい」。清水さんと橋本さんは将来の夢をこう語った。(文:岡田敏一/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)