記者会見で五輪復帰に自信をみせる(左から)王貞治侍ジャパン特別顧問、小久保裕紀(ひろき)侍ジャパン代表監督、熊崎勝彦日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー=2015年6月22日午後、東京都文京区(三尾郁恵撮影)【拡大】
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、東京五輪で開催都市の東京が提案できる追加種目の1次選考結果を発表し、野球とソフトボール、空手、ボウリング、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術の8つの国際競技連盟(IF)が通過した。東京都内で開いた検討会議で決定した。
最終選考では8月7、8日に東京で各IFにヒアリングを実施し、絞り込んだ候補の具体的な種目名、種目数を9月末までに国際オリンピック委員会(IOC)に提案する。
IOCはトップ選手の参加、ドーピング対策、実施に伴う経費など35項目の評価基準に従い、来年8月にリオデジャネイロで開催される総会で正式決定する。
13年に実施候補となった7連盟は通過が有力との見方もあったが、ウエークボードのみ漏れた。検討会議で座長を務める御手洗冨士夫経団連名誉会長は「特に若者と五輪ムーブメントの高揚を重視して検討した結果」と説明した。
応募資格があったIOC承認の33連盟のうち26のIFが申請した。組織委は申請書で実施を希望する種目、会場計画、世界的なテレビ放映の現状や視聴者数など21項目を質問。若者へのアピール度や、五輪への機運を高める国内での人気度を考慮して選定した。IOCのバッハ会長は「若者に魅力的な種目の追加を期待する」と強調していた。(SANKEI EXPRESS)