N響、ヤルビ迎え新体制
ところで、ベルリンを辞めるラトルは17年、母国イギリスのロンドン響(LSO)の音楽監督に就任する。これまでLSOの最高ポストは首席指揮者。企画運営すべてに関わる音楽監督はラトルのために用意された。ラトルは「これが私の最後の仕事だ」と抱負を語っている。
またヤンソンスが今春まで務めたオランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管首席指揮者の後任は、ダニエレ・ガッティが16年9月に就任。ニューヨーク・フィルの音楽監督アラン・ギルバートは17年で辞任することを発表。一方、昨年9月、運営方針などをめぐる総監督との確執から、ウィーン国立歌劇場音楽監督を突然辞任にしたウェルザー=メストの後任は決まっていない。
日本ではNHK交響楽団が9月、パーボ・ヤルビを首席指揮者に迎えて新体制がスタートする。すでに2月にN響と共演したヤルビは「N響はもともと演奏レベルが高いのですが、まだまだ高い潜在力を持っていることも分かったので、今後の共演、録音が楽しみです」と話している。(月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」編集長 江原和雄/SANKEI EXPRESS))