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巨匠バレンボイム氏 72歳の決断 「革新的なピアノと恋…指揮減らす」 (1/3ページ)

2015.5.28 00:01

1月14日、首都マドリードで行われた社会貢献を訴える音楽イベントで、記者会見に臨むダニエル・バレンボイム氏=2015年、スペイン(ゲッディ=共同)

1月14日、首都マドリードで行われた社会貢献を訴える音楽イベントで、記者会見に臨むダニエル・バレンボイム氏=2015年、スペイン(ゲッディ=共同)【拡大】

 世界のクラシック音楽界を代表する指揮者兼ピアノ奏者、ダニエル・バレンボウム氏(72)が26日、自身が考案し、製作を委託した新型のグランドピアノをロンドンで初披露するとともに、今後はこの新型ピアノを使い、自身の音楽活動の原点といえるピアノ演奏に軸足を移し、芸術活動による中東和平の実現に尽力する考えを明かした。1992年からベルリン国立歌劇場の音楽総監督を務め、世界最高峰といわれる独ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の次期首席指揮者としても名前が挙がる72歳の巨匠の新たな挑戦を世界が注視している。

 新型自らデザイン

 「(これまでのグランドピアノとは)革新的な違いがある。私はこのピアノと恋に落ちた。これからは、できるだけこのピアノとともに過ごしたい」

 バレンボイム氏は26日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで行った新型ピアノのお披露目会見でこう宣言し、集まった記者たちを驚かせた。

 さらに記者たちを前に、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン(1770~1827年)のピアノソナタ「熱情」を、米の名器スタインウェイ・アンド・サンズ社製のピアノとこの新型のピアノでそれぞれ30秒間弾き比べ、「音質に若干の差異がある。(新型の方が)より透明度が高く、より明快で、演奏家にそうした要素を融合する機会をより与えてくれる。気に入った」と、新型の方を絶賛した。

製作費2000万円超

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