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巨匠バレンボイム氏 72歳の決断 「革新的なピアノと恋…指揮減らす」 (3/3ページ)

2015.5.28 00:01

1月14日、首都マドリードで行われた社会貢献を訴える音楽イベントで、記者会見に臨むダニエル・バレンボイム氏=2015年、スペイン(ゲッディ=共同)

1月14日、首都マドリードで行われた社会貢献を訴える音楽イベントで、記者会見に臨むダニエル・バレンボイム氏=2015年、スペイン(ゲッディ=共同)【拡大】

 中東和平に注力

 アルゼンチン出身でユダヤ人のバレンボイム氏は5歳でピアノを始め、1950年代にプロとして活躍するが、70年代からは指揮者として世界的に活躍。91年に米シカゴ交響楽団の音楽監督に就任して以来、世界で最も有名な指揮者のひとりになった。米グラミー賞を何度も受賞し、2007年には音楽部門で高松宮殿下記念世界文化賞に輝いた。

 その一方、イスラエル国籍を取得し、良心的文化人としてパレスチナ問題にも奔走。イスラエルとアラブ諸国の演奏家で組織する楽団「ウエスト=イースタン・ディバン管弦楽団」を結成するなど、中東和平の実現を目指す活動にも尽力している。

 しかしこの新型ピアノの完成を機に、バレンボイム氏はAFPに「今後はピアノ奏者として、できるだけ長期間指を動かして演奏を続けたい。そして指揮者の仕事は減らし、中東和平のための音楽活動に一層注力していきたい」と訴えた。(SANKEI EXPRESS

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