自身も感じる不平等
ときに神格化すらされるキング牧師をどう描こうとしたのか。デュヴァネイ監督は「キング牧師は火星人ではなく、普通の人間なのです。友人もたくさんいましたし、ユーモアもエゴも持ち合わせています。正しいと思って行動したことが間違っていたということだってもちろんあります。それらを総合してキング牧師ができあがったわけです。映画作りでは人間らしい彼に目を向けることを意識しました」と説明した。
黒人への差別を解消する特効薬があるとは考えていない。「時の政権など権力者にアピールするというのは、歴史的、世界的に繰り返されてきた方法だとは思うけども、これだという一つの方法はないかもしれません。状況に応じて、オープンな形で行動するのが大事なことでしょう」