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B・B・キングの愛器 ルシール 名声もたらした「最愛の女性」 (1/3ページ)

2015.5.27 06:40

2015ビルボード・ミュージック・アワードのステージに飾られたB.B.キングの愛器「ルシール」=2015年5月17日、米ネバダ州ラスベガス(AP)

2015ビルボード・ミュージック・アワードのステージに飾られたB.B.キングの愛器「ルシール」=2015年5月17日、米ネバダ州ラスベガス(AP)【拡大】

  • B.B.キングの写真をバックに、長女のシャーリー・キングが父をしのぶステージで歌った=2015年5月22日、米ネバダ州ラスベガス(AP)
  • キングの演奏には、多くのギタリストが憧れた=2006年7月7日、スペイン・アンダルシア州コルドバ(ロイター)
  • ブルースマン3世代。左からB.B.キング、バディ・ガイ、エリック・クラプトン=2005年3月14日、米ニューヨーク(AP)
  • BB追悼パブリック・ビューイング会場の外で、トラックの荷台でギターを抱えて泣く青年=2015年5月22日、米ネバダ州ラスベガス(AP)

 スポットライトを浴びてステージで屹立(きつりつ)するギターは、さながら希代のギタリストの墓標のようである。ヘッドには「ギブソン」の商標とともに「ルシール」と女性の名が記されているのが読み取れる。「キング・オブ・ブルース」。B・B・キングの愛器である。

 14日、米ネバダ州ラスベガスの自宅で亡くなった。89歳。持病の糖尿病が悪化し、在宅介護を受けていたという。写真は17日、ラスベガスで行われたビルボード・ミュージック・アワードのステージ。キングをしのんで、彼の愛器が飾られた。

 キングは1925年9月16日、ミシシッピ州イッタベナのプランテーション(大規模農場)で小作人の子として生まれた。4歳の時に両親が別れ、ミシシッピ州キルマイケルに移り、祖母に育てられながら、ここでも綿花を摘んだ。

 教会の牧師がギターを弾きながら黒人霊歌を歌っていたことから、音楽に興味を持つ。綿花農園でブルースを、教会でゴスペルを、そして母親のいとこで後にブルースの殿堂入りするブッカ・ホワイトからギターの弾き方と作詞、ショーマンシップを学んだ。

ブルースは王様を失った

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