もちろんデュヴァネイ監督も、不平等な扱いを受けたり、差別を感じることはしばしばだそうだが、文句を言って時間を無駄にするつもりは毛頭ない。「ハリウッドで女性監督の割合は4%。アフリカ系米国人の女性監督となるとわずか1%です。そんな環境で映画作りに突き進むことは挑戦なのです。私は作品を作り続けたいし、作品を作り続けることで、米国のとても不健康な状況や社会システムを皆に知ってもらえればと考えています」。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)
■Ava DuVernay 1972年8月24日、米国生まれ。脚本、製作、監督、宣伝のほか、インディペンデント映画の配給も手がける。初の長編監督作品となった2008年のドキュメンタリー「This Is The Life」はトロント国際映画祭で観客賞を受賞。12年、「Middle of Nowhere」でサンダンス映画祭監督賞を手にした。本作は今年度の米アカデミー賞で主題歌賞に輝いた。