中国・甘粛省蘭州市の「新区」で建設中のマンション=2015年6月9日(共同)【拡大】
同省から中央アジアなどへの14年の投資額は前年のゼロから10億ドル(約1200億円)に。貿易額も拡大し、各国と結んだ協定は80以上に上る。
絹の道の要所に
省都蘭州市は12年から中心部の北約60キロの盆地に「新区」を建設中で、工業団地やマンションの工事が急ピッチで進む。
新区工作委員会の郭智強副書記は「蘭州は交通の要所。空路や鉄路を充実させ、自由貿易区も建設していく」と話す。昨年4月には機械大手が生産拠点を従業員約6000人とともに新区に移転してきた。
欧州との物流拡大を期待するのは、蘭州市から北西約200キロの武威市で民間物流センターを運営する「甘粛内陸港公司」の謝軼侖会長補佐。中国沿岸の港を経由した海運では約40日かかるが、鉄道だと2週間に短縮できると説明し「現在の1カ月5便を年末までに倍増させる。鉄路整備が進めば一層拡大できる」と話す。
観光業界や非鉄金属・化学工場大手などからも期待の声が上がり、農業関係者はナツメやタマネギなど「農産物の輸出増」への意欲を語る。