秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】
【青信号で今週も】
夏は鮮やかな色合いのかき氷がおいしい季節です。先月、TV局の方から「天然のかき氷だと、頭痛が起きにくいメカニズムを教えてください」という問い合わせがありました。面白い質問です。
冷たいものを急いでかきこむと、のどに痛みを感じるだけでなく頭全体が痛くなることがあります。温度差が重要で、暑い日に冷たいものを急いで食べると強い頭痛が起きてきます。
「かき氷頭痛」とか「アイスクリーム頭痛」と呼ばれます。海外でもこの現象はよく知られていて、“brain freeze”(脳がいてつく)と呼ばれています。
頭部の痛みは、三叉(さんさ)神経と呼ばれる神経が脳に伝えます。のどの冷たさなど感覚の情報も、三叉神経を伝って脳に届きます。
「冷たいものを急に食べることによる三叉神経の過剰な刺激が、脳の一時的な混乱を引き起こし、頭全体が痛いと感じるようになる」と説明されてきました。これを便宜的に、かき氷頭痛の「三叉神経説」とします。