秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】
2012年に“Cerebral VascularBlood Flow Changes During ‘Brain Freeze’”(‘Brain Freeze’時の脳血流の変化)という論文が発表されました。それによると、冷たいものを食べた時の頭痛発生時には、脳血管が拡張していたとのこと。あたかも、脳血管が拡張して頭痛を引き起こす片頭痛発作に似た現象が観察されました。これを便宜的に、「脳血管拡張説」と呼びましょう。
天然の氷は、水の中に含まれる空気が逃げながら、ゆっくり氷結していきます。そのため、透明で固い氷になります。また、人工の氷よりも少し温度が高いマイナス1度ぐらいで保存されるとのことです。薄く削るとフワッとした空気含有量の多いかき氷になります。天然氷のかき氷は、氷の温度が高めで空気含有量が多いため口の温度を下げにくいと考えられます。
のどの急激な温度低下で引き起こされる「三叉神経説」や「脳血管拡張説」で説明される、かき氷頭痛。あらかじめ、水を飲んでのどを冷やしておくと予防できるとも言われています。見た目も涼しいかき氷を、夏の縁側でおしゃべりしながら食べるのも良いものです。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)