サイトマップ RSS

ジャズのレッテル剥がし「現在」へ更新 ロバート・グラスパー (2/4ページ)

2015.7.1 13:00

  • クリエイティブ・ディレクター/DJ/執筆者の沖野修也(しゅうや)さん=2015年2月15日(提供写真)

 多様な層にアピール

 DJたちによる普及で、若者たちには、ダンスミュージックとしてクラブで踊れるジャズが20年以上にわたって親しまれてきたが、一般の音楽リスナーにとっては、ジャズはまだまだ伝統的にして保守的な印象が強い。そういった状況の中で、クラブ層にも、従来のジャズファンにも、そして、ジャズを古くて融通の利かない音楽だと思い込んでいる層のいずれにもアピールできるロバートの存在はとても重要だ。ジャズの“現在”を更新しているだけでなく、ジャズに張り付いたレッテルを引き剥がせる可能性があるのだから。

 新作『カヴァード』で聴かれる演奏は、紛れもなく最新のジャズ。そもそも、ジャズは既存の楽曲をモチーフにして、即興演奏でミュージシャン同士のコミュニケーションを自由かつ抽象的に表現する芸術活動でもある。マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンも「マイ・フェイバリット・シングス」や「いつか王子様が」といった有名な楽曲を独自の解釈によって完全に自分のものにしていた。よって、『カヴァード』も元曲の認知度よりも、どれだけロバートが他人の曲を消化できているかということが問われるべきである。

ヒップホップ界と交流

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ