世界選手権出場が絶望的となった萩野公介選手=2015年4月13日、東京都北区(今野顕撮影)【拡大】
日本水泳連盟は2日、競泳男子のエース、萩野公介選手(20)=東洋大=がけがのため、合宿先の欧州からこの日、緊急帰国したと発表した。上野広治強化担当常務理事によると右肘骨折の疑いがあり、24日にロシア・カザニで開幕する世界選手権の出場は絶望的とみられる。
3日に東京都内で精密検査を受けた後、記者会見を開く。関係者によると、フランスのカネで行っていた事前合宿中の6月28日、練習会場への移動途中に負傷した。
2012年ロンドン五輪で400メートル個人メドレー銅メダルの萩野選手は、4月の日本選手権で個人メドレーと自由形の計4種目を制した。
複数種目での金メダル獲得を期待されていた世界選手権では、個人種目で優勝した場合、来年のリオデジャネイロ五輪の代表に内定の運びとなっていた。(SANKEI EXPRESS)