「IKKO_心の格言200」(IKKO著/エムオン・エンタテインメント、1111円+税、提供写真)【拡大】
この年になって、そのことについて、自分なりに「こういうことなのかしら」と深く考えるようになりました。私は、鏡は、心を映し出す道具としては、一番信用してはいけないと思っています。鏡は外見を映し出してくれますが、映せないものが一つだけあります。それは、ありのままの自分。鏡に向かい合うときって、どうしても自分をよく見せようとしてしまいますから。人はみな、不満そうな顔をすることがあります。「その顔を鏡に映してごらんなさい」と言われても、不満な顔のまま鏡に向かう人はいません。どうしても、取り繕った顔になってしまいますね。鏡はときには、ウソを映し出してしまう。
自分の理想を確認するために鏡に向かい合うのは、それはそれでとても重要なことです。でも、気が抜けているときの自分を遠くから眺めるもう一人の自分がいるとしたら、それはすばらしいことだと思うのです。