2010年、生誕200年のショパン・イヤーには、ポーランド政府から世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。また東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、近年の活躍は多岐にわたる。
9月13日に行う「ベートーベン・プラス」は今年で3回目。20年のベートーベン生誕250周年に完結する予定にしている。今回は5部に分かれており、午前10時半から午後4時半までの長丁場。第1部にバッハやスカルラッティ、モーツァルトなどベートーベン以前の音楽、第5部にショパン、フォーレ、シューマンとベートーベン以後の音楽を並べた。
「ベートーベンは突然出てきたようなタイプの作曲家ですが、いきなり生まれたわけではありません。どうベートーベンにつながっていったかを感じてほしい。番号順に演奏し、今年はソナタの第5番から第12番『葬送』まで8曲です。ベートーベンの音楽は耳が聞こえなくなってから抽象的になっていきます。頭の中で想像して書いたのですから、聞こえていたら違う音楽になっていたのではないでしょうか」