サークルKで販売される店内で揚げた総菜=2015年6月26日、東京都中央区(共同)【拡大】
直接要望を聞く
セブン-イレブン・ジャパンは、同じグループのスーパー「イトーヨーカドー」などと共同で、品質や味わいを高めた独自の商品を食品会社と開発している。6月にはキリンビールと共同開発したビール「セブンゴールド まろやかエール〈無濾過〉」を発売した。
利用客の声も積極的に商品開発や品ぞろえに取り入れる。店舗担当者の意見を商品開発に反映させるほか、全国9エリアごとに食品の味を変え、地域性を出している。全国約1万3300店で実施する弁当や日用品の宅配サービス「セブンミール」は、これまではあまりコンビニを利用していなかった高齢者や主婦の要望を直接聞き取る、新たな機会になっている。
千葉県市原市で平日の昼食用に宅配サービスを利用する間野健さん(66)は「たまに散歩がてら店にも行く。日本酒など欲しい物がそろっている」と喜ぶ。