世界最大のクルーズ運営会社、カーニバルの豪華客船。来年5月からは米国とキューバの間でクルーズツアーを催行する=2015年6月22日、シンガポール(ロイター)【拡大】
ビジネス展開へ布石着々
米国は1960年代に対キューバ制裁を実施して以来、貿易や観光を厳しく制限してきたが、国交回復が決まったことを受けて規制を緩和。観光業界を中心にキューバとのビジネス拡大を狙う動きが活発化している。
米国とキューバは2014年12月、電撃的に1961年から断絶していた国交の回復を発表。米国では航空会社の直行便就航やホテル、クレジットカード業界といった観光産業がキューバ向けビジネスを積極展開している。
実際、米との国交回復を前に、今年1~3月期にキューバを訪れた世界の観光客は前年同期比15%増の約100万人に急増するなど、キューバへの注目が集まっている。
日本でも太田昭宏国土交通相が7日の閣議後会見で、キューバへの直行便の検討を示唆したほか、医療機器、薬品メーカーなども新たなビジネスチャンスを見いだそうとしている。
キューバは、観光を含む米国からのビジネスの全面解禁と引き換えに、経済制裁の解除を求めている。
制裁が解除されれば、キューバ当局は外資導入を活発化させる考えだけに、各国・各業界とも後れを取るまいと躍起になっている。(SANKEI EXPRESS)