マーリンズ戦の九回を三者凡退に抑え、トラビス・ショー(左)とジャンプしてタッチするレッドソックス・上原浩治=2015年7月7日、米マサチューセッツ州ボストン(共同)【拡大】
九回のマーリンズは7番打者からとはいえ、一発は許されない場面だった。40歳の上原は全神経を注いで直球と鋭いスプリットを投げ分け、2つの空振り三振を奪った。チームを3連勝に導き、ファレル監督も「去年までと同じ、安定したコウジらしさを取り戻している」と評価した。
地元メディアによると、40歳以上のシーズン20セーブは往年の名救援投手のリベラ、ホフマンらに次いで6人目。上原は「まだまだ伸びしろはある。満足することはない」と言う。飽くなき向上心が、背番号19の体を突き動かしている。(共同/SANKEI EXPRESS)