レッドソックス戦の四回、中前打で出塁し、一塁手デビッド・オルティス(左)と話すマーリンズのイチロー=2015年7月8日、米マサチューセッツ州ボストン(共同)【拡大】
米大リーグは8日、各地で行われ、マーリンズのイチローはボストンでのレッドソックス戦に9番・右翼で4試合ぶりに先発出場し、4打数1安打で自己ワーストの連続打席無安打を34(3四球、2犠打を含む)で止めた。1打席目で三振後、第2打席で6月18日以来となる安打を中前に放った。チームは3-6で敗れ、4連敗となった。
詰まり気味の飛球が中堅手の前に落ちる。イチローの連続打席無安打が34で止まった瞬間だった。これまでの自己ワースト、25打席連続無安打を更新した3日以降、持ち味の積極的な打撃は影を潜めた。この日の第1打席まで9打席で5三振。そのうち3度が見逃しだ。
チームの主砲で右翼手のスタントンが故障で欠場中の今、出番は巡ってきている。ここで調子を回復したい。トンネルを抜けた次の打席は投ゴロに倒れたものの、初球のカーブを捉え、鋭い当たりを放ったのはいい兆候だろう。(共同/SANKEI EXPRESS)