今年の東京おもちゃショーに登場した巨大ロボット「クラタス」。量産化も想定されているが、高額のため、発注はまだないという=2015年6月18日、東京都江東区の東京ビッグサイト(ロイター)【拡大】
定期戦、他国参戦も
倉田氏の挑戦受諾後、カバルコンティー氏は米メディアに「楽しみだ。対戦場所は日米ではなく、中立国がいいと思う。現状では彼らの技術の方が先を行っており、クラタスはマーク2よりも動きが3倍速い。強敵だが、1年あれば追いつき、追い抜ける」と自信を示した。さらに、「定期戦化し、ゆくゆくは他の国のロボットにも参加してもらったら盛り上がる」とも語った。
「日米巨大ロボ対決」は海外でも大きな反響があり、特に中国のインターネット上では大きな話題に。「日本のロボットの方が精密な感じ。米国のロボは単純。日本に秒殺されそうだ」「日本とまた差が開いた。でも大丈夫。米国でいいロボが開発できたら中国人がその会社を買収すればいい」-などといった書き込みがネット上で躍っている。
「絶対やりますよ」(倉田氏)。単なるアニメや玩具の世界を超越した文化と誇りをかけた決戦の幕が切って落とされた。(SANKEI EXPRESS)