男子シングルス準決勝でアンディ・マリーと対戦し、リターンするロジャー・フェデラー。ストレートで勝利した=2015年7月10日、英国・ウィンブルドン(共同)【拡大】
テニスのウィンブルドン選手権第11日は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス準決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が2013年王者で第3シードのアンディ・マリー(英国)に7-5、7-5、6-4で勝ち、2年連続10度目の決勝に進出した。
12日の決勝は昨年と同じ顔合わせとなり、男子史上最多の8度目の優勝と四大大会18勝目を目指す33歳のフェデラーは、2年連続3度目の王座を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
フェデラーは、安定感抜群のサーブで主導権を握り、氷のような冷静さで仕留めた。「自分の選手生活でも屈指の試合。本当に盤石だった」と誇る内容で、8度目の大会制覇が懸かる決勝への道を切り開いた。
切れのあるサーブを左右に打ち分け、サービスエースは20本。第1サーブを76%も成功させ、A・マリーに1度しかブレークポイントを与えなかった。