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文学小説もとに 大人のユーモア利かせて 映画「ボヴァリー夫人とパン屋」 アンヌ・フォンテーヌ監督インタビュー (1/3ページ)

2015.7.17 13:30

「最高のキャスティングができた」と胸を張るアンヌ・フォンテーヌ監督=2015年6月26日、東京都中央区銀座(高橋天地撮影)

「最高のキャスティングができた」と胸を張るアンヌ・フォンテーヌ監督=2015年6月26日、東京都中央区銀座(高橋天地撮影)【拡大】

  • 映画「ボヴァリー夫人とパン屋」(アンヌ・フォンテーヌ監督)。公開中(ポイントセット提供)。(C)2014-Albertine_Production-Cine-@-Gaumont-Cinefrance_1888-France_2_Cinema-British_Film_Institute

 人間の心の奥底にまで鋭く入り込み、独自の解釈を魅惑的な映像に昇華させてきたルクセンブルク出身の映画監督、アンヌ・フォンテーヌ(56)。彼女の新作「ボヴァリー夫人とパン屋」は、写実主義文学を確立したフランスの小説家、ギュスタブ・フローベル(1821~80年)の代表作「ボヴァリー夫人」をモチーフにした人気グラフィックノベルを原作に、ユーモアを利かせて描かれている。

 フランス・ノルマンディー地方の小さな村。平々凡々と毎日を過ごすパン屋のマルタン(ファブリス・ルキーニ)には、文学だけが心の友。とりわけ「ボヴァリー夫人」は本がボロボロになってしまうほど愛していた。ある日、自宅の向かいにイギリス人の夫妻が越してきた。妻の名はジェマ・ボヴァリー(ジェマ・アータートン)。小説の登場人物と同じ名字の彼女が周囲に振りまく官能的な香りに、すっかり酔いしれてしまったマルタンは…。

 ルキーニへの当て書き

 共同脚本も務めたフォンテーヌ監督はSANKEI EXPRESSの取材に対し、本作が映画化されたきっかけを語った。「原作本がプロデューサーの机のうえに無造作に置いてあり、手にしてみると面白かった。主人公のパン屋の男性の行動は、映画作家の仕事にとても似ていると思ったのです。自宅の向かいに引っ越してきた美しい女性に好き勝手な妄想を膨らませ、まったく違うキャラクターを作り上げてしまったわけですからね」

仏語で演じるジェマの才能

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