サイトマップ RSS

富士山クラス 冥王星に氷の山脈 NASA「今も成長している可能性」 (2/3ページ)

2015.7.17 07:00

探査機ニューホライズンズが7月14日に撮影した冥王星の地表。高さ約3500メートルもの山々(中央)が集まり、近くにクレーターのない平地が広がっている(左下のスケールは約80キロ、NASA提供・共同)

探査機ニューホライズンズが7月14日に撮影した冥王星の地表。高さ約3500メートルもの山々(中央)が集まり、近くにクレーターのない平地が広がっている(左下のスケールは約80キロ、NASA提供・共同)【拡大】

  • 探査機ニューホライズンズが7月13日に撮影した冥王星の衛星カロン。地表を長さ約千キロの崖が横切り、北極に黒い領域が広がっている(NASA提供・共同)

 この計画に携わる、米サウスウエスト研究所(コロラド州)のジョン・スペンサー氏は、撮影された画像を見て「本当に壮観な山脈だ」と、記者団に感想を漏した。

 さらに、山脈が氷でできている根拠を解説。冥王星の地表には、豊富な窒素や凍ったメタン、一酸化炭素が広がっており、「これらで創生される物質は柔らかいので、岩の山脈を形成するのは不可能だ。氷でしか形成されない」と断言する。

 多くの科学者は、太陽系の一部の星が険しい地形になるのは、隣接する巨大惑星の力の影響を受けるからだと考えている。しかし、冥王星の近くに巨大な惑星はないため、NASAは、この山脈が今も活動して、成長している可能性があるとみている。

 地表、1億年前平らに

 地表にクレーターがほとんどないことについてNASAは、太陽系の創生が約45億年前であることなどを考慮した上で画像を分析。地表は約1億年前の地殻活動により、過去のクレーターが埋まって平らになったと推測している。

「ハート」にトンボー氏の名

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ