鶴竜(かくりゅう、右)が寄り切りで碧山(あおいやま)を下す=2015年7月17日、愛知県名古屋市中区の愛知県体育館(山田喜貴撮影)【拡大】
休場した2場所中は横綱の心も鍛えてくれた。「(取組を)テレビで見ると、自分は何をやっているんだろう、とつらかった。でも、ちゃんと見ようと。できるだけ気持ちが土俵から離れないように」。再び本場所で相撲が取れるようになった今は「苦しかった時間を思い出してやらなきゃ」と自らを奮い立たせる。
全勝は鶴竜を含め、4人。「特に意識せず、目の前の相手に集中する」と冷静に語る。存在感を取り戻す戦いは始まったばかりだ。(藤原翔/SANKEI EXPRESS)