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【東芝不正会計】「積極的な経理操作」 外部監査に限界 利益水増し問題で専門家指摘 (2/4ページ)

2015.7.22 08:30

東芝利益水増し問題の調査報告について説明する東芝第三者委員会の上田広一委員長(左から2人目)ら=2015年7月21日午後、東京都港区(小野淳一撮影)

東芝利益水増し問題の調査報告について説明する東芝第三者委員会の上田広一委員長(左から2人目)ら=2015年7月21日午後、東京都港区(小野淳一撮影)【拡大】

  • 利益水増し問題で揺れる東芝の本社=2015年7月21日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 一方、田中久雄社長(64)も部下に「全世界からの撤退を考えざるを得ない。脅かしではない」「あらゆる手段を使って黒字にしなければならない」などと叱責。これらの発言は「虚偽記載を指示したとまでは認定できない」と説明した。

 経営陣の責任触れず

 安冨潔・慶応大名誉教授(刑事法)は企業の外部監査制度の限界に言及。監査法人は厳しい競争にさらされ、企業の立場が圧倒的に強い。徹底的な監査はできず、実際に「不適正」との意見はほとんどないという。

 東芝は社内に社外取締役らによる監査委員会を設けていたが、安冨氏は「仕組みがあっても人が動かなければ意味のないことが露呈した。東芝が再生するには、顧客や株主などステークホルダー(利害関係者)による厳しい監視が重要だ」と強調した。

 企業のコンプライアンスに詳しい山口利昭弁護士は、報告書が「調査は東芝の依頼で、東芝のためだけに行われた」と明記した点に着目。構造的な欠陥に光を当てたもので、経営陣の法的責任には触れていないと指摘する。

記者会見での一問一答

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