サイトマップ RSS

戦後70年 人間の業と神のありか問う 「人間のしわざ」著者 青来有一さん (3/4ページ)

2015.7.29 15:30

「人間のしわざ」(青来有一著/集英社、1500円+税、提供写真)

「人間のしわざ」(青来有一著/集英社、1500円+税、提供写真)【拡大】

  • 「人間のしわざ」(青来有一著/集英社、1500円+税、提供写真)

 血生臭い記憶を書く

 繰り返されるイメージの根幹ともなるのが、ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世(1920~2005年)が1981年に広島で演説した際の「戦争は人間のしわざです」という言葉だ。文中ではこう問いが投げかけられる。

 《原子爆弾で全身黒焦げになった乳飲み子を抱えた母親が赤ちゃんを抱いたまま死んでいくのも人間のしわざであったとしても、では、そのとき、神さまはいったいどこにいらしたのか?》

 「当時からずっとこの言葉にひっかかっていて…。30年以上考えていたことを、今回、問いかけながら書きました。けれど、問いは発しますが、解は持ち込みづらいですね」

 幻想の中に引きずり込まれていくような表題作。対して、「神のみわざ」ではその後の男と息子の関係を、くっきりした筆致で描いた。「表題作が書きながらぬかるみにはまっていくようなものだとしたら、『神の~』はそこからの再生のようなイメージの作品です」

「原爆と殉教」 大きなテーマに

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ